＜感想掲示板＞

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邪神による世界の壊滅の危機。下手をすれば陳腐になりかねないこのテーマを菊地御大の筆が見事に書き切った。クトゥルーのみならず、ヨグ＝…シュブ＝…そしてアザト…口に出す事すらはばかられる強大な邪神の名が飛び交い、剣光と銃火、得体のしれない技が閃き合う。美貌のダークヒロイン、イヴは遂に本性を現し始め、闘争は本格化。最終戦争の行方は如何に!?
ここまで読んでしまったら、後は気になる単語を調べ、原典を読み辿っていけばよいのである。そして本書を読み直して見て欲しい。いまいち、わからなかった事が辻褄が合い、また更なる深淵へと誘われるのである…。
国産クトゥルー神話の大傑作、特に若い方には是非とも読んで頂きたいものである。